Googleしごと検索（Google for Jobs）とは？Googleしごと検索を使って無料で応募を集める方法を徹底解説！

Googleしごと検索（Google for jobs）とは？

Googleの検索エンジン上で、「求人　正社員」「介護職　東京」など、求人を探したいときに入力するようなキーワードで検索をすると、検索結果画面にこのような求人情報が表示されます。

これが、Googleしごと検索（Google for jobs）です。
Googleが読み込んでいる全世界のあらゆるサイトの中から、検索キーワードに合った求人情報を抜粋し、まとめて表示してくれているのです。

Googleしごと検索（Google for jobs）の特徴

Googleしごと検索（Google for jobs）の特徴の一つは、比較的上位に表示されること。

求人を探したいときに入力するようなキーワードで検索をすると、Googleしごと検索（Google for jobs）の他に、求人サイトや企業の求人ページ、転職エージェントのサイトなども同時に検索結果に表示され、

スポンサー枠（有料広告枠）
↓
Googleしごと検索（Google for jobs）
↓
オーガニック枠

の順に並びます。

オーガニックサイトはGoogle独自のアルゴリズムで表示順位が決まり、各サイトはなるべく上位表示されるようSEO対策に取り組んでいます。
ところがGoogleしごと検索（Google for jobs）はその影響を受けることなく、オーガニックサイトよりも上位に表示されるのです。

表示されたGoogleしごと検索（Google for jobs）をクリックしてサイトに進むと、Indeedのような求人サイトが表示され、検索キーワードに合った、より多くの求人情報が閲覧できます。
地域、求人の投稿日、雇用形態などで絞り込んだり、検索キーワードを変更して再検索することもできます。

仕事内容や求人情報なども全てGoogleしごと検索（Google for jobs）上で確認することができ、応募ボタンをクリックすると、Googleしごと検索（Google for jobs）から掲載元の求人サイトに遷移し、応募できるといった仕様です。

ちなみに、Googleしごと検索（Google for jobs）は、その名の通りGoogleのサービスのため、Yahoo!検索では表示されません。

Googleしごと検索（Google for jobs）のメリット

Googleしごと検索（Google for jobs）への掲載には、一切費用がかかりません。
応募課金や採用課金でもありません。
完全無料で、Google検索の上位に求人表示される機会が得られる、という点が最大のメリットです。

また、一般的な求人サイトと異なり、高い金額を払えば上位表示されたり、多く表示されたりすることもありません。
そういった有料プランや有料オプションが一切設けられていないのです。
従って、予算の大きい大手の求人に埋もれてなかなか見てもらえない、ということも起こりにくいため、予算の少ない中小企業にとってはメリットといえるでしょう。

Googleしごと検索（Google for Jobs）とIndeed（インディード）の違い

有料プランや広告枠はなく完全無料

前述した通り、Googleしごと検索（Google for jobs）には、有料プランや有料オプションが一切設けられておらず、完全無料。
一方、Indeedは有料掲載が可能です。
無料でも掲載できますが、求人数が増え続けている昨今、有料掲載しないとなかなか集まりにくくなっているのが実態。
多くの企業がIndeedに有料掲載しています。
結果として、Indeedの無料掲載求人はなかなか表示されにくい状態になっています。

直接掲載はできない

Googleしごと検索（Google for jobs）は、Googleが読み込んでいる全世界のあらゆるサイトの中から、検索キーワードに合った求人情報を抜粋し、まとめて表示してくれています。
世のサイトの求人情報を集約しているだけで、Googleしごと検索（Google for jobs）自体に求人情報を掲載することはできません。
自社の保有する採用サイトやホームページ、もしくは何かしらの求人サイトに求人情報を掲載しないと、Googleしごと検索（Google for jobs）に載せることはできないのです。

Indeedも、世のサイトの求人情報を集約しているという点は共通していますが、Indeed自体に求人を直接投稿し、掲載することもできます。
自社の保有する採用サイトやホームページ、もしくは何かしらの求人サイトに求人情報を掲載しなくても、Indeedには求人掲載できるということです。

応募者管理機能がない

Googleしごと検索（Google for jobs）には応募受付機能や応募者管理機能はありません。
応募以降のプロセスは、すべて掲載元の求人サイトに準じます。

一方Indeedの場合は、応募者管理機能を備えており、Indeed経由の応募者を全て一括管理できます。
メッセージのやり取りやステータス管理などもすべてIndeed上で完結できるのです。

PV数や応募数が計測できない

Indeedのように、表示回数・クリック数・応募数を計測することは一切できません。
Googleしごと検索（Google for jobs）経由で応募があっても、「掲載元の求人に応募があった」ということしか確認ができず、それがGoogleしごと検索（Google for jobs）経由かどうかは確認できません。

Googleしごと検索（Google for jobs）に求人情報を掲載する方法は？

自社のサイトに求人情報を掲載し、構造化データでマークアップ

構造化データとは、HTMLで書かれた情報が何を意味するのかを、Googleを始めとする検索エンジンやその他のクローラーに理解できるようタグ付けしたデータのことです。
求人情報を掲載しているページのHTMLを、Googleしごと検索（Google for jobs）の規定に沿って編集する必要があります。
これにより、Googleはこのページが求人情報であることを認識し、正しく情報を読み込み、Googleしごと検索（Google for jobs）に掲載してくれるのです。
一度設定しておけば、新しい求人情報を追加するたびにGoogleが自動で情報を取得し続けてくれます。

このような設定をしないと、Googleしごと検索（Google for jobs）に掲載されない可能性や、正しく情報が反映されないリスクが発生します。
エンジニアやWEB制作者に依頼し、しっかり設定するようにしましょう。

詳しい手順

Googleしごと検索（Google for jobs）に対応した求人サイトに掲載する

タウンワーク、バイトル、マイナビなどの求人サイトに掲載する際、その求人サイトがGoogleしごと検索（Google for jobs）に対応していれば、Googleしごと検索（Google for jobs）にも掲載されます。

「リクナビNEXT」や「フロムエー」など、大手求人サイトの多くがGoogleしごと検索に表示するための構造化データを実装しています。

事前に対応可否を確認するようにしましょう。

Googleしごと検索（Google for jobs）に対応したCMS型採用サイト/採用ATSを利用する

自社の採用ホームページを無料、もしくは安価で、カンタンに制作できる「CMS型採用サイト」。
Googleしごと検索（Google for jobs）に対応していれば、採用ホームページに掲載した求人情報は、Googleしごと検索（Google for jobs）にも自動で掲載されます。

ジョブオプ採用管理、engage(エンゲージ)など、多くのCMS型採用サイトがGoogleしごと検索（Google for jobs）に対応しています。

事前に対応可否を確認するようにしましょう。

CMS型採用サイトのご紹介はこちら

まとめ

Googleしごと検索（Google for jobs）は、費用をかけて募集を強化したり、掲載求人の内容を直接編集したりすることができないため、求人サイトやIndeedに比べると、効果をコントロールしにくい傾向にあります。
また、効果計測もできないため、効果改善に取り組んでも検証できません。
従って、必要以上に「なんとか攻略しよう」「もっとうまく活用しよう」と試行錯誤するよりも、
自社の求人情報が何らかの方法でGoogleしごと検索（Google for jobs）に掲載されていればOK、という姿勢がおすすめです。
ぜひ本記事を参考に、仕組みや特長を理解しておいてください。