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実際その費用をかけてどのくらい採用できるの…?求人広告の効果相場把握方法を徹底解説!

実際その費用をかけてどのくらい採用できるの…?求人広告の効果相場把握方法を徹底解説!

求人広告の費用は、ネットで調べたり業者に問い合わせれば簡単に知ることができます。
ただ、実際にそれで採用ができるのか、何人採用できるのかは分からないため、結果が不安でなかなか掲載に踏み切れない方も多いのではないのでしょうか?

もちろん掲載してみれば結果は分かるのですが、あらゆる求人広告を実際に掲載するには多大なコストがかかります。
そこで、本記事では様々な求人広告の効果相場を把握するための方法をご紹介!
求人広告の選定や見直しの参考にしてみてください。

 

求人広告の料金形態

求人広告の効果相場を把握する前に、まずはどんな料金形態があるのかを理解しましょう。

 

掲載課金型

掲載期間やプランによって料金が決まっている求人広告のことです。
どんなにたくさん応募が来ても、応募数がゼロでも、掲載費用は変わりません。

 

クリック課金型

求人がクリックされるごとに費用がかかります。
1クリックにかかる費用を「クリック単価」と呼び、クリック単価はその求人に対する求職者の多さや競合求人数の多さ、事前に設定した予算などによって異なります。

クリックされればされるほど多くの費用がかかりますが、事前に1日の上限予算や1ヶ月の上限予算を設定し、予算を超えないようにすることができます。

 

応募課金型

応募課金型求人サイトは、掲載した求人に応募が入るごとに費用がかかります。
1応募にかかる費用は求人サイトによって異なり、業種や職種によって料金が異なることもあります。
もし応募がなければ、どんなに長く掲載していても、どんなに多く見られていても、追加費用がかかることはありません。

 

採用課金型

採用課金型求人サイトは、掲載した求人に応募が入り、結果的に採用に繋がったタイミングで費用がかかります。
採用決定時にかかる費用は、求人サイトによって異なり、業種や職種によって料金が異なることもあります。
どんなに多くの応募があっても、採用に繋がらなければ追加費用がかかることはありません。

 

効果相場を知る方法

料金形態ごとにご紹介します。

 

掲載課金型の効果相場を知る方法

掲載前に効果相場を把握するには、業者に確認するしかありません。
各求人広告会社や代理店が保有する他社の掲載実績から、想定応募数や採用数を聞いてみてください。
ただし、全く同じ費用をかけてもどのくらい応募が来るか、どのくらい採用できるかは掲載企業や求人内容によって大きく異なるため、あくまでも想定でしかなく、外れることも多々あります。
なるべく精度の高い効果相場を聞くためのポイントを3つご紹介します。

 

複数の求人広告会社または代理店に確認する

同じ求人サイトでも、販売している業者はたくさんあり、業者によって保有している他社掲載実績や情報は異なります。
なんなら同じ業者でも営業担当によって大きく異なることも多いです。
当社が扱っているタウンワークやリクナビNEXTも、当社以外に全国何十社もの業者が販売しています。
ある程度はサイトごとの共通のデータを保有しているものの、想定応募数や採用数を聞くと、各業者・各担当者によって異なるはずです。
やや手間はかかりますが、複数の業者に問い合わせ、根拠も聞いたうえで、最小値最大値がどのくらいなのか、どの想定が一番信頼できそうかを検討してみてください。
複数社に聞けば、比較的精度の高い効果相場が把握できる可能性が高いです。

 

条件による応募見込み人数の差を確認する

業者に効果相場を聞く際、「東京都×営業職ってどのくらい応募があってどのくらい採用できるの?」という聞き方はあまり良くないです。
東京都の営業職でも、給与・休日・仕事内容・応募資格など、さまざまな条件によって応募想定は大きく変わるため、自社の営業職とはかけ離れた事例をもとに効果相場を提示されてしまう可能性もあります。
また、同じ都道府県でも都市部か郊外かで大きく変わります。

自社の募集条件をなるべく詳細に共有したうえで、相場を聞くようにしてください。
もし既存の求人広告原稿や求人票があれば、それを共有するのが一番早くておすすめです。
内容に変更や可変余地があれば、その旨も伝えておくようにしましょう。

 

採用する年齢や条件を正しく伝えたうえで応募見込みを確認する

年齢不問・未経験OKとしながらも、実際は「〇歳まで」「○○の経験者じゃないと厳しい」など、求人広告には書いていないものの、採用条件として設定している要素もあるのではないでしょうか。
そういった要素も伝えておかないと、実際に掲載した際、想定応募数は合っていたものの、ほとんどが採用対象外の応募者だった…という事態になりかねません。
既存の求人広告原稿や求人票を渡すだけではなく、記載していない応募資格や採用要件は、効果相場の提示を依頼する際にセットで伝えるようにしましょう。

 

クリック課金型の効果相場を知る方法

 

安価に掲載を行う

クリック単価の相場は、エリア、職種、業種、雇用形態、時期、設定予算など非常にさまざまな要因によって変動するため、一概にいくらかかるとは言い切れませんが、100円~1000円程度が一般的です。
これだけでも10倍の幅があります。

クリック単価だけではなく、求人を見た人の応募率により想定応募数は異なります。
業者に聞くことで一応予測は出してもらえますが、かなり精度は低いと捉えてください。

従って、クリック課金型の効果相場を知る方法としておすすめなのは、実際に掲載することです。
クリック課金型の求人広告は安価に掲載できることが特徴で、サイトによって多少異なりますが例えば1万円分だけ掲載する、ということも可能です。
まずは1万円~5万円ほど掲載してみて、掲載実績をつくりましょう。
自社の求人のクリック単価が分かります。
応募があれば、応募率も分かります。
掲載実績があれば、費用が増えたらどのくらい応募が増えるかどうかは、自社でも算出できるはずです。
とはいえ、ある程度慣れている方でないと算出は難しい場合もありますので、算出を業者に依頼しても良いでしょう。
掲載実績を共有したうえで算出を依頼すると、圧倒的に精度が良くなります。
仮に応募がゼロだったとしても、クリック単価の実績があるだけでも十分です。

 

応募課金型の効果相場を知る方法

 

条件を厳しく設定して掲載を行う

応募課金型は、1応募にかかる費用は事前に分かっている訳なので、知りたいのは「どのくらい応募数が集められるのか」ということです。
応募が来なければ費用はかからないため、とりあえず実験的に掲載してみるのが一番です。
実験時のポイントが、条件を厳しく設定して掲載すること。
例えば、実際の応募条件は「PC操作ができる人」だけど、実験時は「事務経験が3年以上でPC操作に慣れている人」にします。
実験とはいえ応募があれば費用がかかってしまうため、応募課金にかかるコストを最小限に抑えるためです。
それでどのくらい応募があるかを検証し、効果相場を把握しましょう。
ただし、全く応募が来なければ最終的には応募条件を実態に揃える必要があり、それでも応募がなければ応募が見込めない求人サイトであると判断できます。

 

採用課金型の効果相場を知る方法

 

複数の求人サイトで掲載を行う

採用課金型は、1採用にかかる費用は事前に分かっている訳なので、知りたいのは「どのくらい採用できるのか」ということです。
採用ができなれば費用はかからないため、応募課金型同様、とりあえず実験的に掲載してみるのが一番です。
さらに、応募がいくらあっても無料なので、多くの可能性を探る上でも、採用課金型の効果相場を知るには、複数の求人サイトで掲載することをオススメします。

複数載せることで、応募がたくさんあって対応しきれない…ということになることが不安でしたら、少しずつ増やしていっても良いですが、そういったケースはなかなかないのでご安心ください。
採用課金型のサイトは、応募が集まりにくい求人に対応しているケースが多いためです。
何か月か継続し、応募数や採用数を検証したうえで、応募すらなかなかない求人サイトは、採用も見込めないと判断できます。
採用には繋がらなくても採用見込みのある応募が多少あれば、さらに数ヶ月掲載を継続することで、採用が見込めると判断できます。

 

求人広告の効果相場を知る必要はない

各料金形態ごとに求人広告の効果相場を知る方法をご紹介しましたが、実は効果相場を知ることは大して重要ではありません。その理由を解説します。

 

掲載課金型:担当メディアや担当顧客の効果しか分からない。

応募想定や採用数の想定を聞くことはできますが、あくまでも自社のメディアや自分の担当顧客の情報しか持っていないケースがほとんどです。
「これだけ掲載している企業が多いんだから、相場が分かるのでは?」と思うかもしれませんが、残念ながら掲載している全企業の個別の効果を把握することはできません。
販売業者に、全企業個別の効果データを開示している求人広告はほぼありません。
開示しているのはあくまでも平均値です。
平均値は参考にはなりますが、想定値を出すうえでは当たり外れが非常に大きいのです。

また、業者の意向によっていくらでも変わります。
掲載してほしい!という思いが強すぎる業者は良い想定値を出し、それらしい根拠を生み出せます。
逆に、慎重な業者は低めの想定値を出す傾向にあります。
想定値の精度は業者の意向や性格に大きく左右されるのです。

まれに、把握している担当顧客の実績が多い担当者や、全企業個別の効果データを閲覧できるという業者もいますが、そういう人こそ、平均値や他社実績と、実際の効果は異なることをよく理解しています。

それだけ、予測や効果相場というのはあまりあてにならないものなのです。

 

掲載課金型以外:掲載した方が早い。

上述した通り、業者の出す下手な想定値で効果相場を把握することはおすすめしません。
効果相場を知る方法でお伝えした通り、掲載課金型以外は実際の自社求人での効果を低コストで把握することができます。
その方が精度の高い相場把握が早期に実現可能です。
「とりあえずやってみる」は無計画なようで、求人広告においては計画的なのです。

 

相場よりも実績の検証が大切

掲載前にどのくらい応募が来るか、どのくらい採用ができるか、を慎重に検討したい気持ちは分かりますが、結局は掲載してみないと分からないのが、求人広告です。
効果相場の把握に努める工数を、実績検証に振った方が有効です。

実際、掲載前の効果相場を慎重に聞いておきながら、掲載後は効果の記録の検証もしていない、ということはありませんか?
せっかく複数の求人広告を使ってみたのに、実績を記録も検証もせず、「採用できなかった、全部ダメ」という結論にいたり、迷走してしまう企業を非常に多く見ています。
効果相場に比べ、自社が良かったかどうか、悪かった場合なぜ悪かったのか、ダメだったなりにどの求人広告はまだ改善見込がありそうか、を検討することが、効果相場の把握よりもずっと重要なポイントです。

 

まとめ

相場把握の方法を解説しましたが、結論、採用成功において重要なのは、事前の効果相場把握ではなく事後の効果検証です。

とはいえ、効果相場把握に意味がないという訳ではないですし、決裁のためにどうしても必要…ということもあるかと思います。
当社では、最大限精度の高い効果相場の算出をしたうえで、検証や改善提案も徹底しております。
ぜひ効果相場や媒体検討にお困りの際はお気軽にお問い合わせください!

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