採用手法

採用コストは1人当たりいくら?平均相場と抑えるためのポイント

2023年3月31日

これから採用活動を行う人事担当者様に向けて、1人当たりの採用コストについて解説していきます。

採用を行ううえではさまざまな採用コストがかかりますが、「1人あたりを算出するには?」と考えると悩みがちですよね。

どのようなところに、どのようなコストがかかるのでしょうか?

そこで今回の記事では、1人あたりの採用コストの内訳や平均的な相場について解説します。

採用コストを抑えるためのポイントもご紹介しますので、費用対効果の高い採用を行うための参考にしていただけるはずです。

採用コストとは?

採用コストとは、新たに人材を採用するときにかかるコストのことです。

人材の採用には求人広告の出稿費用や面接官の人件費、採用後の研修費用…とさまざまなコストがかかります。

人材紹介会社に依頼した場合は手数料などが発生するはずです。

採用のために会社説明会を開催するなら、会場のレンタルや設営のためにも費用がかかるでしょう。

もしリファラル採用であったとしても、インセンティブとして支払コストが必要となります。

以上のように採用コストとは、新たに人材を雇うためにかかるさまざまなコストのことを指します。

採用コストの内訳とは?

採用にはさまざまな面でコストがかかりますが、大きく分けると2種類に分けられます。

内部コスト」と「外部コスト」です。

人材を雇う前に、採用コストの内訳ともなる、内部コストと外部コストについて見ていきましょう。

外部コスト

外部コストとは企業の外で発生する採用コストのことです。

1人当たりの採用コストを計算すると、外部コストが大きな割合を占めるでしょう。

採用活動では求人サイトや人材紹介会社など、外部企業の力を借りることになるのが一般的です。

そのため次のような外部コストが発生します。

【コスト例】

  • 求人広告の掲載費用
  • 会社説明会の会場設営・レンタルにかかる費用
  • 人材紹介会社に支払う費用
  • オンライン説明会の参加費用
  • 適性検査実施費用
  • 求人広告・求人パンフレットの作成費用
  • 採用者向けの研修会開催費用

以上のように企業の外に支払う費用のことを、外部コストと呼んでいます。

内部コスト

内部コストとは、人材の採用にあたって企業内部で生じる費用のことです。

さまざまなコストのうち、内部コストとなるのは人件費や採用者の引越し費用、社宅にかかる費用など、企業内部で発生するコストのこと。

おもな内部コストを一覧にすると、次のようになります。

【コスト例】

  • 面接・採用担当者の人件費・交通費・宿泊費
  • 求人広告作成にあたる担当者の人件費
  • 採用のために外部企業と打ち合わせを行うスタッフの人件費
  • 社内研修実施費用
  • 人材を紹介したスタッフへのインセンティブ
  • 応募者・採用者に支払う交通費
  • 採用者の引っ越しにかかる費用

内部コストはおもに、人件費や交通費などで占められます。

福利厚生として社宅を提供している企業であれば、採用者の社宅費用なども内部コストです。

以上のように、企業内部で発生する採用に関わるコストが内部コストと呼ばれています。

採用コストを抑えて採用効果を上げるポイント

それでは1人当たりの採用コストを抑えながら、採用効果を上げることはできるのでしょうか?

採用にはコストがかかりますが、企業としてはできる限りコストは抑えたいと思われるはずです。

次のような3つのポイントを意識することで低コストでの採用を目指せるため、ぜひ実践してみてください。

ポイント1:ミスマッチを防ぐ

まずはミスマッチを防ぐことを意識しましょう。

求職者が思い描く企業の像と、実際の企業の姿が異なることを「ミスマッチ」と言います。

ミスマッチが発生すると内定辞退者数が多くなったり、新しく採用した人材がすぐに辞めてしまったりすることも少なくありません

コストをかけて採用した人材ですから、長く働いてもらわなければなりません。

そのためには企業の実態や方針、雰囲気などを求職者によく理解してもらうことが重要です。

求人のための広告やパンフレットに、次のような項目を盛り込むと理解してもらいやすくなるでしょう。

【項目例】

  • 企業理念
  • 企業の雰囲気
  • 仕事内容の詳細
  • 働き方へのこだわり
  • 先輩社員の声

労働条件や基本的な募集要項だけで、求職者が企業について理解することは難しいものです。

企業についての情報をできるだけ盛り込み、既存社員のリアルな声を届けられればミスマッチは起こりにくくなります。

ポイント2:リファラル採用の実施

1人当たりの採用コストを抑えるために実施したいポイントのひとつが、「リファラル採用」です。

リファラル採用とは、既存の社員や知人などに人材を紹介してもらう採用方法のことを指します。

つまり人脈を活用して、信頼できる人材を企業に引き入れる方法です。

リファラル採用を行うメリットは、やはり採用コストを抑えられることです。

求人サイトへの広告掲載や人材紹介会社への依頼、企業説明会の開催などは必要ありません。

リファラル採用では、人材を紹介してくれた人に支払うインセンティブだけで採用が終わることもあります。

インセンティブ支払いのためのコストはかかりますが、一般的には10万円前後であることがほとんどです。

採用が難しい職種であれば、50万円前後など、高額となることもあります。

ただしインセンティブがあまりに高額となると、人材紹介業を行っていると判断されかねません。

人材紹介業には許可が必要であるため、無許可営業として罰則を課されることも考えられるでしょう。

(有料職業紹介事業の許可)

第三十条 有料の職業紹介事業を行おうとする者は、厚生労働大臣の許可を受けなければならない。

② 前項の許可を受けようとする者は、次に掲げる事項を記載した申請書を厚生労働大臣に提出しなければならない。

出典:e-GOV:職業安定法(昭和二十二年法律第百四十一号)

以上のように職業安定法や労働基準法に抵触する可能性が出てくるため、あまり高額にしすぎないようにしましょう。

10万円ほどのインセンティブ支払いで人材を採用できれば、1人当たりの採用コストは大きく抑えられるはずです。

採用コストを抑えるための方法として、リファラル採用も選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

こちらの記事でリファラル採用のメリット・デメリットについて解説しています。あわせてご覧ください。
リファラル採用とは?メリット・デメリットや費用について解説

ポイント3:求人広告の見直し

最後にご紹介するポイントは、求人広告の見直しを行うことです。

求人媒体はさまざまです。

ハローワークへの依頼やフリーペーパー、求人サイト、求人専門誌への出稿などが考えられます。

しかし、媒体との相性が良くなかったり広告の内容が適切でなかったりする場合、求人期間が長期化することもあるでしょう

求人期間が長期化すれば、その分コストも増えてしまいます。

利用している求人媒体や自社にあっているでしょうか?

媒体を閲覧する求職者の層を確認すれば、あっているかどうかを判断しやすくなります。

また求人広告の内容を見直してみるのもひとつの方法です。

企業についての情報とともに、写真が少ない求人広告では応募が減る傾向があります。

先にも解説しましたが、企業の雰囲気や理念、働き方をイメージできるように、詳しい情報を掲載しましょう。

また文字ばかりの広告では求職者の目に留まりにくくなります。

印象的な写真や画像を適度に使い、インパクトのある求人広告を作ってみてください。

求人活動を短期化し、1人当たりの採用コストを抑えるには広告を見直してみることは大切です。

内容・媒体ともに、効果のあがる方法を考えてみてください。

採用コストの計算方法

1人当たりの採用コストは、「外部コスト+内部コスト」から算出できます。

そして採用人数が1人でない場合は、「採用コスト÷採用人数」で算出可能です。

採用コストの計算方法は、内部コストと外部コストの総額さえわかれば単純なものと言えます。

しかし採用にどのくらいのコストをかければ良いのか、判断がつかない場合もあるでしょう。

特に人件費を含む内部コストは、社員がどのくらい採用に時間を使っているのかわからないこともあるものです。

また雇用形態によって目安となる採用コストは変わります。

たとえば新卒採用・中途採用・アルバイト採用では、採用コストが同じとはなりません。

これから採用を行いたいと思われているなら、1人あたりの採用コストだけでなく雇用形態に応じコストを知っておきましょう。

以下では新卒採用・中途採用・アルバイト採用の3種類の雇用形態について、平均的なコストをご紹介します。

求める雇用形態に応じたコストを算出する際の参考としてください。

【新卒採用】1人あたりの採用コスト

新卒採用で調査した結果を見ると、1人あたりの採用コストは93.6万円です。

出典:リクルート就職みらい研究所:(PDF)就職白書2020

2018年度には71.5万円でしたが、2019年度には20万円以上も増加しました。

また同調査によると従業員規模が多い企業ほど新卒採用にかかわる社員数が多いと回答。

次のように企業の規模が大きくなるほど採用にかかわる社員の人数は増えます。

  • 従業員数300人未満の企業:6.3~8.5人
  • 従業員数300~999人の企業:12.1~13.5人
  • 従業員数1,000~4,999人の企業:21.4~21.8人
  • 従業員数5,000人以上の企業:15.9~62.5人

出典:リクルート就職みらい研究所:(PDF)就職白書2020

企業規模が大きいほど新卒採用の人数も増えるためだと推測できます。

しかし採用にかかわる社員数が増えるほど、内部コストは膨れ上がるはずです。

ただしこれから、「就活ルール」と呼ばれる企業の広報活動・採用選考時期の取り決めがなくなってくる可能性もあります。

すると早期の新卒求人活動が可能となることも考えられ、これまでとは1人当たりの採用コストが変わることも考えられるでしょう。

以上のように採用にかかわる担当者の人数により、同じ規模の企業でも1人あたりの採用コストに差が生じるはずです。

また就活ルールの変更により、将来的にかかるコストが大きく変わっていくかもしれません。

現在のところは93.6万円が平均コストとなっているため、予算をたてるための参考としてください。

【中途採用】1人あたりの採用コスト

続いて中途採用での1人あたりの採用コストは、平均が103.3万円となります。

出典:リクルート就職みらい研究所:(PDF)就職白書2020

平均的な採用コストは、新卒採用の項目と同じく2019年度採用の結果です。

中途採用も2018年度には、採用コストの平均金額が83.0万円でした。

新卒採用でも2018年から2019年にかけて約20万円の増加となっていましたが、中途採用でも同じ結果となっています。

ただし中途採用の場合は、求人情報誌やチラシなどを利用して求人を行うことも多いのではないでしょうか。

2022年度の厚生労働省委託調査の結果を見ると、結果が違っています。

求人情報誌やチラシを利用した1人当たりの採用コストは、正社員の場合で11.3万円、非正社員で7.7万円とかなり抑えられていました。

ただし民間の職業紹介事業者を利用した場合は、平均85.1万円と、リクルート調査の2018年度とほぼ変わらない結果です。

出典:厚生労働省:(PDF)採用における人材サービスの利用に関するアンケート調査報告書

中途採用での求人方法は、新卒採用よりも多岐にわたります。

ハローワークや求人サイトなどの媒体はもちろん、人材紹介会社やスカウトに頼ることもあるでしょう。

以上のことから、中途採用での1人あたりの採用コストは、利用する媒体により大きく変わる可能性があります。

【アルバイト採用】1人あたりの採用コスト

アルバイト採用の場合の1人あたりの採用コストは、2014年の報告では5万円2千円でした。

出典:共同通信PRWire:(PDF)アルバイト・パート 1 名の採用コストは 4 年で 1.7 倍上昇!人材確保のポイントは「応募時の対応」。

新卒採用・中途採用と比べるとかなりコストが抑えられています。

しかし2009年には約2万9千円が平均であったことを考えると、約2倍に膨れ上がっている計算となります。

2014年にアルバイトの採用コストが上がった理由は、景気回復にともない求人数が増えたためだと報告されました。

つまり求人数が増えたことで求職者が不足し、求人の効果が低下したことが原因です。

現在は2023年3月であり、2014年に比べると世の中が大きく変化しました。

感染症の拡大などもあったことから景気が低迷し、求人数が減少したとも考えられます。

2023年現在、徐々に情勢は元通りになりつつありますが、2014年時点に比べるとアルバイトの採用コストは少し抑えられるかもしれません。

ただし新卒採用・中途採用に比べるとコストがかからないことは事実です。

1人あたりの採用コストは、5万円以内に抑えると良いでしょう。

採用コストを抑えるなら、Indeedがおすすめ

「採用コストをできる限り抑えたい…」と思われているなら、Indeedでの求人をおすすめします。

Indeedは求職者にも広く知られている求人媒体ですが、次のように多くのメリットがあるためです。

メリット①知名度が高く利用している求職者が多いため

Indeedを利用するメリットとして、まず知名度が高く利用している求職者数が多いことがあげられます。

求人広告は、求職者に見てもらわなければ効果につながりません。

応募者がいなければずっと求人広告を掲載し続けなければならず、長期的にコストがかかることもあります。

しかしIndeedは求人媒体として、トップクラスの知名度を誇ります。

多くの求職者が利用しているため広告を見られる確率が高く、採用活動の長期化を防げる可能性が高まるでしょう。

自社に適した求人媒体を選ぶことは大切です。

しかしやはり広告である以上、より多くの人に見てもらった方が反応が返ってきやすくなります。

知名度が高く、求職者の多くが利用しているIndeedであれば、広告掲載当日に応募者が現れることもあるかもしれません。

メリット②求人広告を無料で掲載することもできるため

1人あたりの採用コストを抑えるためにIndeedをおすすめするのは、無料で求人広告を掲載できることもひとつの理由です。

Indeedではどのような企業でも、求人広告の無料掲載が認められています。

求人情報を入力し、審査に通れば無料で掲載されるため、ともすると採用コストゼロで新たな人材を採用できることもあるでしょう。

今すぐに人材がほしい場合は、無料掲載で人材を集めるのは難しいかもしれません。

しかし急いでおらず、1人当たりの採用コストを抑えられる方が重要だと考えているなら無料掲載はおすすめです。

メリット③クリック課金制で無駄な出費を抑えられるため

最後にIndeedはクリック課金制を採用しているため、無駄な出費を抑えられることがメリットとしてあげられます。

クリック課金制とは、広告がクリックされたときのみコストが発生する仕組みのことです。

インターネット広告ではよく採用されています。

1人あたりの採用コストを抑えるために重要なことは、「確度の高い求人を行うこと」です。

自社の業務に興味関心のある人に広告を閲覧してもらい、応募に直結するようにできればコストを抑えられるでしょう。

クリック課金では求人情報一覧で表示された、自社の広告がクリックされた段階で料金が発生します。

しかし広告をクリックした求職者は、「気になる」「応募を検討したい」など、何らかの魅力を感じてクリックしたはずです。

つまりクリック課金制とは、「興味のある人に見られたときのみコストが生じる仕組み」と言えます。

そのためクリック課金制のIndeedでは、無駄な採用コストがかかりにくいことがメリットです。

クリック課金制の有料オプションに登録すると、無料掲載広告よりも上位に表示されるメリットもあります。

Indeedは多くの求職者から見てもらえる知名度を誇る媒体です。

そのうえ、無料掲載やクリック課金制の採用により、1人あたりの採用コストを抑えたい企業に適していると言えます。

1人あたりの採用コストを抑えるには広告・媒体の吟味が重要

いかがでしたでしょうか?

この記事を読んでいただくことで、1人あたりの採用コストについてご理解いただけたと思います。

採用にはさまざまなコストがかかり、新卒・中途・アルバイトと雇用形態によって総額は変わります。

できるだけコストを抑えた採用を目指すなら、求人広告や媒体を吟味することが大切です。

Indeedなら無料掲載も可能であり、有料オプションを利用してもクリック課金制のためコストを抑えられるでしょう。

これから採用活動をしていこうと思われているなら、ぜひ今回の記事を参考に、採用コストの低減を目指してください。

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